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2019年11月19日(火)

視覚障害者ら要請行動

郵便不在通知、わかりやすく

 視覚障害者の平等な暮らしと社会参加を求めて、「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」が18日、全国統一行動を行いました。岩手から福岡まで視覚障害者ら約60人が参加し、5班に分かれて日本郵政、国土交通、厚生労働両省に要請しました。


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(写真)日本郵政の点字不在者カードを触って確認する参加者=18日、衆議院第1議員会館

 開会式で田中章治代表は「要求が実現するような回答はすぐには得られないかもしれませんが、数年越しで実を結ぶことになるでしょう」とあいさつしました。

 日本郵政に要請した班は10項目の要望を提出しました。

 担当者からの回答で、第3種・第4種郵便の低料・無料サービスや点字ゆうパックの割り引きは継続することが明らかになりました。

 不在通知の改善については、地域の配送局(本局)に申し込めば点字不在者カードを利用できると説明がありました。

 参加者から「地域の担当者に申し込んでも話が通らない」「点字を読めない視覚障害者もいる」「点字カードでなくても、切り込みや凹みを入れて、郵便局の不在通知とわかるようにしてもらえないか」と要望が出ました。日本郵政の担当者は「話が通じない場合にはお客様相談窓口に連絡ください」と話し、「点字カード以外の対応も考えたい」と応じました。

 振り込みを知らせる振替受払通知票の郵送有料化について、「ウェブ閲覧サービスでは無料と言うが、PDFファイルで保存した通知表は視覚障害者が使う読み上げソフトに対応していない。団体会費の1000円、2000円の振り込み通知を受けるのに260円の支出は負担」と訴え、団体の特性に応じた対応を要望しました。


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