しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月19日(火)

平和守り人間らしい働き方 たたかいのバトンつなぎ未来開こう

働く女性 決意新た

中央集会が閉幕

 仙台市内で開かれた「はたらく女性の中央集会」(主催は同実行委員会)は17日、全体会を開いて終わりました。女性が手をつなぎ、人間らしい働き方や暮らし、平和の運動を前進させようと交流しました。


写真

(写真)はたらく女性の中央集会の全体会=17日、仙台市内

 主催者あいさつした実行委員長の長尾ゆり全労連副議長は、9条改憲許さない女性や市民と野党の共闘の頑張りが、改憲策動を阻んでいると強調。おかしいことに声を上げ、声をあげた人を1人にしない「はたらく女性の集会」の取り組みは、性被害を告発するフラワーデモや、英語民間試験の中止を求める高校生の「誰もが仕事も生活も大切にしたい、自分らしく生きたい」という思いと重なるものだと紹介。「たたかいのバトンをつないで、働く女性の共同で未来を切り開きましょう」と呼びかけました。

 ジャーナリストで和光大学名誉教授の竹信三恵子さんが記念講演。国家やグローバル企業のために女性を利用する安倍政権の「女性活躍」を批判し、自分たちの個性を生かし合い、従来の枠を超えた運動をつくり出そうと語りました。

 「東日本大震災から8年…宮城からの呼びかけ」では、東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターの小川静治事務局長が、「復旧・復興のためには、被災者生活再建支援法にもとづく支援金の最高額を500万円へ引き上げることが急務だ」と語りました。

 NTTやJAL、旧社会保険庁などの大企業や国を相手にたたかう争議団など7団体が登壇。「KLMオランダ航空の雇い止め裁判に勝利し、アジア人差別を解消し、非正規の労働者を励ます」(航空連、JCU)、「非正規職員は全員雇い止めになった。裁判で撤回させる」(東北大学職員組合)と訴えました。

 参院選宮城選挙区で野党の共闘候補として勝利した石垣のり子参院議員が連帯あいさつしました。

 東京から初めて参加した公務員の女性は「違う業界で働く人に、どんな悩みがあるのかを知れてよかった。業種や年代が違っても、平和や人権の問題で、強く結束できるんだと感じました」と語りました。


pageup