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2019年10月26日(土)

米軍、追加情報出さず

沖縄部品落下 デニー知事が批判

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(写真)定例会見に臨むデニー知事=25日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は25日、県庁での定例記者会見で、18日の米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)所属とみられるMC130J特殊作戦機から部品が落下した事故について「追加情報を求めたが回答がない」と語り、米軍の姿勢を批判しました。

 落下部品は基地内で見つかったとの一部報道もありますが、デニー知事は「情報が二転三転し、事故機の所属、落下した部品、落下場所などの基本的な情報すら示されていない」と述べ、23日には沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に、速やかな情報提供を求めたことを明らかにしました。

 デニー知事は「事故から8日経過しても回答がない現状は、在日米軍に関わる事件・事故発生時の通報手続きの運用が不適合であることを示している」と指摘しました。

 デニー知事は「米軍側は(機体の)点検・管理における責任を痛感して厳正に対処し、情報提供の要求に応え、今後の対応についても説明すべきだ」と強調しました。

 「落下事故は決してあってはならないことであり、日本政府に対して引き続き情報提供を求め、県としては、事実関係の確認の上、抗議を行うなど適切に対応していく」と表明しました。


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