しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月22日(火)

きょう「即位の礼」

憲法原則逸脱の諸儀式

 政府は22日、5月に即位した天皇が即位を宣言し、内外にお披露目する「即位礼正殿の儀」など「即位の礼」関係の儀式を行います。明治憲法下の絶対主義的天皇制のもとでの儀式を踏襲したもので、日本国憲法の国民主権原理、政教分離原則を逸脱した重大な問題をもつものです。

 「即位礼正殿の儀」、外国元首などが出席する「饗宴の儀」、当初22日に予定され、台風被害との関係で11月10日に延期された即位パレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は、憲法で定められた天皇の行為である「国事行為」として行われます。

 これらの儀式と一体のものとして11月14、15日には、宗教行事である「大嘗祭(だいじょうさい)」を皇室行事として行います。本来「内廷費」(御手元金)を充てるべき行事ですが、「公的性格」を持つとして、27億1900万円が公費である「宮廷費」から支出されます。

 日本共産党は天皇「代替わり」儀式を憲法原理にふさわしいものに改めるよう求めましたが、見直されなかったことから、即位礼正殿の儀、饗宴の儀には出席しないと表明しています。


pageup