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2019年9月22日(日)

東大阪市長選前 現職の顔写真入り新聞

小中校に70万部配布

写真

(写真)ラグビー・ワールドカップの開催地、東大阪市花園ラグビー場を特集した「読売KODOMO新聞・中高生新聞」特別版

 東大阪市長選挙(22日告示、29日投票)の直前に、現職市長(市長選に出馬予定)の顔写真を載せた新聞が配られ、問題になっています。

 この新聞は「読売KODOMO新聞・中高生新聞」の特別版です。20日からのラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の大阪・花園開催を特集したものでタブロイド判8ページ。「聖地へ出かけよう 大阪ラグビー王国」の大見出しがついた7面に、吉村洋文知事とともに「参加チームの文化 注目」として、野田義和・東大阪市長の顔写真入りのコメントを掲載しています。

 大阪府教委は同大会のスポンサー(トーナメントサプライヤー)の読売新聞社からの、同「特別版」の府内小中学生への配布への協力要請に応え、府内のすべての小中学校、支援学校(高校除く)に約70万部が配られました。

 事前に、府府民文化部からの要請に応え、府教育庁教育振興室保健体育課長名で、各市町村教育委員会宛てに各学校現場での配布を要請しています。

 大阪教職員組合は18日、東大阪市長選を直前にしての配布は問題があると申し入れました。

 大阪教職員組合の米山幸治書記長は「学校という場で何を配るかということについては府教委として考えるべきで、とりわけ今回は選挙に関わる問題であり、教職員がそれによって何か不利益が起こるようなことがあってはいけないということも申し入れています。歯止めになるべき教育委員会としての役割を果たしてほしい」と話しました。


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