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2019年9月8日(日)

窓落下ヘリ所属普天間基地

原因明かさず 同型機が飛行再開

写真

(写真)米軍普天間基地を離陸する、事故機と同型のCH53Eヘリ。後ろの建物は同型ヘリが墜落した沖縄国際大学=7日午後5時ごろ

 8月27日に窓を落下させた米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53Eヘリの同型機が7日午前11時ごろ、飛行を再開しました。

 事故を受け、沖縄県は同型機の飛行を停止し事故原因の究明等を行うよう再三要請していました。宜野湾市は全機種の飛行停止を求めています。米軍はこれとは関係なく、米国の祝日(労働者の日)や台風による悪天候で飛行していませんでした。しかし天候が回復した同日、飛行再開しました。米軍は現在も事故原因を明らかにしておらず、落下地点すら特定できていません。

 第2次普天間爆音訴訟の原告、赤嶺和伸さんは「民間機なら事故原因を調べ終わるまで同型機を飛ばさないだろう。事故原因はおろか、海に落ちたのか陸に落ちたのかも定かでない状況で飛行再開なんて、考えられない」と憤ります。

 「事故を起こした型のヘリは沖縄国際大学に墜落(2004年8月13日)し、その後も部品落下を繰り返してきた。たまたま死者がいなかった。しかし、私たちはもう最終警告として受け止めなければならない。辺野古移設と関わりなく、普天間基地を即時運用停止する決断をするときだ」と語りました。


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