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2019年8月23日(金)

新基地反対 遺志継ぐ

沖縄 翁長前知事しのぶ会

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(写真)翁長前知事の遺志を継ぎ、辺野古新基地問題などの解決に取り組む強い決意を改めて述べる玉城デニー知事(奥左)=22日、沖縄県豊見城市

 保革などの違いを乗り越えた団結を訴え、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設反対を最後まで貫き、在任中の昨年8月8日に亡くなった「オール沖縄」の翁長雄志前県知事を「しのぶ会」が22日、同県豊見城(とみぐすく)市の沖縄空手会館で開かれました。県内外から約900人が会場を訪れて献花し、翁長氏の遺志を引き継いでいく決意を改めて固め合いました。(関連記事)

 しのぶ会実行委員長の呉屋守将・金秀グループ会長は「翁長さんが打ち出した方向性を、われわれ沖縄県民が実行することで、悲願の誇りある豊かな沖縄を実現することができる。今一度、保革を超えて一丸となろう」とあいさつしました。

 黙とうの後、翁長氏の後継の玉城デニー知事は、翁長氏は沖縄県の発展のために生涯をささげたと強調。「沖縄の過重な基地負担の現状を国内外に伝え、辺野古に新基地を造らせないという沖縄の民意を強く訴えた」と紹介し、県経済でも多くの成果を上げ、子どもの貧困問題にも心血を注いだと語りました。

 デニー知事は、翁長氏の奮闘した姿は「今もなお、私たちの胸の奥に強く刻まれている」と訴え、「翁長さんの思いを受け継ぎ、辺野古新基地建設問題や基地負担の軽減、子どもの貧困対策など、課題の解決に向けて全身全霊で取り組んでいくことを誓う」と力を込めました。

 遺族を代表して、妻の樹子(みきこ)さんは「こんなに集まっていただいたみなさん一人ひとりに、本当に心から御礼を申し上げます」と述べました。

 浦崎唯昭・前副知事、城間幹子那覇市長などが翁長氏との思い出を語りました。日本共産党からは小池晃書記局長、赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平前参院議員らが参列しました。


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