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2019年7月21日(日)

主張

参院選きょう投票

未来を切り開くための選択を

 大激戦の参院選はきょう投票日です。年金、消費税10%増税、家計応援、憲法―。国民のくらしと日本の平和・民主主義がかかった重要な選択の時です。民意に反する暴走を続けてきた6年半余の安倍晋三政権に終止符を打ち、新しい政治の未来を開けるかどうか。主権者・国民の一票一票が重みを増しています。比例代表でも選挙区でも大激戦・大接戦を必ず勝ち抜き、日本共産党の躍進、全国32の1人区での市民と野党の共闘の勝利を実現し、誰もが希望をもち、安心してくらせる日本への大きな一歩を踏み出しましょう。

国民の立場で解決する力

 大争点の年金問題で、安倍政権は年金を7兆円も削減する現在の仕組み「マクロ経済スライド」を改めようという姿勢がありません。10月からの消費税率10%への引き上げもあくまで実行する構えです。大企業のもうけを優先させ、貧困と格差を広げた経済政策「アベノミクス」の破綻にも無反省です。安倍政権に、国民の老後やくらしの安心を守る意思も力もないことは、隠しようがありません。

 これに対し、日本共産党は「減らない年金」へ具体的な提案を行っています。高額所得者優遇の保険料の是正などで財源を確保し、「減らない年金」にする案です。

 家計の応援では、「消費税に頼らない別の道」で、くらしに希望が持てる「三つのプラン」を示しています。大企業や富裕層への応分の税負担などで7・5兆円の財源をつくり、最低賃金アップや教育費負担の大幅軽減、社会保障の拡充に使うプランです。これは、消費税率を3%引き下げるのと同じ経済効果があります。くらしを豊かにし、日本経済を再生させるための積極的な対案です。

 日本共産党が、国民の立場からのこうした解決策を示せるのも、「財界中心」という政治のゆがみを大本からただす力があるからです。この党を大きくすることは、くらしを守る確かな保証です。

 9条改憲に執念を燃やす安倍首相が選挙の遊説の中で、改憲を前面に押し出して訴えていることは重大です。今度の選挙で、改憲勢力に多数議席の維持を許すなら、“これが民意だ”といって国会での改憲の発議への暴走を開始する危険が高まります。海外の戦争で米軍とともにたたかう自衛隊にするための“安倍9条改憲”を絶対に許すわけにはいきません。

 変えるべきは憲法ではありません。憲法を壊し、ないがしろにする安倍政治を終わらせることこそ必要です。党創立から97年、命をかけて反戦平和を貫いた日本共産党を躍進させることが、危険な9条改憲を阻む最大の力です。

 市民と野党の共闘の発展にとっても、共闘の成功のために力を尽くすことを惜しまない日本共産党の議席を伸ばすことが決定的に重要です。

希望の政治へ力合わせて

 ジェンダー平等実現を掲げ、すべての人の人権と尊厳をなにより大切にされる社会をめざす日本共産党に期待が広がっています。誰もが尊厳をもって、自分らしく生きられる社会へ大きく前進するためにも党躍進は欠かせません。

 日本の命運のかかった参院選です。安倍政治にサヨナラを告げ、希望の政治への扉を開くために、最後の最後まで力を合わせ、力を尽くそうではありませんか。


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