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2019年7月19日(金)

自民・石崎衆院議員、暴行疑い

『新潮』報道 秘書に「バカ、死ね」と暴言も

次々問題起こす“安倍チルドレン”

 自民党の石崎徹衆院議員(35)=比例代表北陸信越ブロック=が、秘書(当時)を暴行し、「死ね」と暴言を吐くなどパワハラ行為を繰り返していた疑いが浮上しました。18日発売の『週刊新潮』が報じました。

 同誌によると石崎議員の新潟事務所で秘書として働いていた30代の男性が、車の中で二の腕が真っ青になるほど何度も殴りつけられ、病院で診断書を取ったうえ6月に新潟県警に被害届を提出。その後も7月に入ってから足を強く蹴りつける暴行を受け、男性は秘書をやめたといいます。

 石崎氏は秘書に対する暴言も激しく、自己防衛のためにそれを録音していた音源の一部を入手したといい、一部を同誌はネット上で公開。そこには「バカ、死ね、お前」「お前、うざいんだけどほんとに」「お前、今月何日休んでるんだよ。返上して働けよ」などの暴言がならんでいます。

 石崎議員は財務官僚出身で、2012年3月に自民党の候補者公募に合格。同年12月の総選挙で新潟1区から初当選しました。

 自民党の政権復帰につながったこの総選挙での初当選者は、俗に“安倍チルドレン”と呼ばれ、議員の資質を欠くような問題を起こす者が続出したことから「魔の3回生」ともいわれます。

 株をめぐる金銭トラブルを起こした武藤貴也氏(15年離党)、「ゲス不倫」と批判を受けた宮崎謙介氏(16年議員辞職)、女性問題を報じられた中川俊直氏(17年離党)など枚挙にいとまがありません。

 豊田真由子氏(埼玉4区で2期当選)も17年、政策秘書の男性に暴行・暴言を行っていたと報じられ離党。埼玉県警が書類送検し、さいたま地検は傷害と暴行の嫌疑を認めたうえ起訴猶予としました。

 石崎議員は今回の参院選で自民党の塚田一郎新潟選挙区候補を応援していました。

 本紙は石崎議員の事務所に文書で事実関係の確認を求めましたが、指定の時間までに回答はありませんでした。


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