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2019年7月18日(木)

きょうの潮流

 地方議員が、フェイスブックでつぶやきました。「そっか! 教員免許更新制って、安倍さんが最初に首相になった時にできた制度なんだ!」▼有志の教員でつくる「JCPティーチャーズサポーター」と、本紙連載漫画「今どき小学生くるみちゃん的生活」のキャラクターが登場する、2作目の動画「やめよう教員免許更新制」。講習を受けないと10年でクビ。その理不尽さを解明し、再生回数は初日で1万4000超に▼更新制は、改悪された教育基本法の具体化の一つ。第1次安倍政権の時に導入されました。その時々で求められる必要な資質能力が保持されるよう、最新の知識を身に付けさせるのが目的。文部科学省のホームページにはこう書かれています。それならなぜ、講習を受けられないだけで職を失わなければならないのか▼この制度が危険なのは、国家権力が教員を“品定め”し、思う通りに仕立てることもできること。教育運動に携わった教員を弾圧し、教員を集めて「思想教育」講習を施す。お国のためではなく、子どものために尽力した教員を排除する―。戦前をほうふつとさせます▼憲法9条を変えて、海外で堂々と戦争ができる国にしようとする。国会では唇をとがらせて、教職員組合を攻撃する汚いやじを飛ばす。そうまでして政権に居座り続ける人物に、教員を“品定め”させていいのか▼誕生して97年、反戦・平和を貫いた歴史がある共産党。この党を大きく。悪あがきをする政権に、サヨナラするのは今。


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