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2019年6月28日(金)

維新・足立発言の真意は

司会の問いに浅田氏言葉詰まる

 「僕も中継を見ていて椅子から落ちそうになったが真意は何?」。26日放映のBSフジ番組「プライムニュース」で司会の反町理氏(フジテレビ報道局解説委員長)が、日本維新の会の浅田均政務調査会長をこう問いただす場面がありました。

 反町氏が取り上げたのは25日の衆院本会議での維新の足立康史議員の発言です。足立氏は安倍内閣不信任案に反対する理由を「共産党と同じ行動をとるのが死んでも嫌だからだ」と述べていました。

 真意を問う反町氏に浅田氏は「あのー、えー」と言葉を詰まらせながら「とはいえ、国会で、全会派一致で法案が通るのは6割ぐらいあるので、その場合、共産党と同じ行動をとっていると言われても仕方がない」と発言。「それは死んでも嫌だと?」と問う反町氏に「死んでも嫌なら、やってへん」と事実上、矛盾を認めました。

 反町氏が「じゃあ足立さんの発言は党としての発言ではないのか」と問うと、浅田氏は「党を代表しているという位置づけだ」と述べる一方、発言のそのくだりは「自由にやってちょうだい(の部分)に近い」などとしどろもどろに答えました。

 出演した日本共産党の笠井亮政策委員長は、「逆に言うと、維新は自公や安倍政権と同じ行動をとるのは、いいということなんだなと(理解した)」と指摘。この間の国会で、維新が、国民多数が反対している悪法に賛成したり、“安倍改憲”を自民党と一緒に進めようとしていること、政府・与党にではなく野党にやじっているという補完勢力ぶりにふれ、「参院選でいまの政治を変えるためには審判の対象になる」と述べました。


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