2019年6月15日(土)
工事継続許されぬ
沖縄知事 辺野古土砂半年で会見
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沖縄県の玉城デニー知事は14日の県庁での定例会見で、同県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立て土砂を投入する工事開始から同日で半年がたったことについて「県民投票の結果等も踏まえ、工事をいったん中止し、県と真摯(しんし)に対話し、解決策を模索してほしい」と訴えました。
デニー知事は、政府の工事強行を「わが国の民主主義の根幹、地方自治を脅かす行為で絶対許されない」と批判。県の埋め立て承認撤回は現在も有効であると強調し、埋め立て工事の継続は「違法」だと述べました。
「行政指導、(地方自治法に基づく)国地方係争処理委員会の審査の申し出、(行政事件訴訟法に基づく)抗告訴訟といった法律に基づく必要な対応策も取っていきたい」と語りました。
米軍や自衛隊基地上空の小型無人機(ドローン)の飛行を禁止する「改定ドローン禁止法」が13日に施行されたことについて、デニー知事は「辺野古新基地建設に関して、ドローンを使用した取材で多くの事実が伝えられた。国民の知る権利を損なうことがあってはならない」と語りました。