2019年6月8日(土)
米軍部品落下 再発防止策機能せず
赤嶺議員 基地の運用停止を
衆院安保委
|
沖縄県浦添市の中学校に普天間基地所属の米軍ヘリの部品が落下した問題をめぐり、日本共産党の赤嶺政賢議員は6日の衆院安保委員会で、米軍の再発防止策は機能していないとして、同基地の運用停止を訴えました。
赤嶺氏は、2017年に普天間基地所属の米軍ヘリの窓が小学校に落下した事件でも、米軍は整備員への教育などの再発防止策を実施したと述べたと指摘。「また事故がくり返された。米軍の再発防止策が機能していないのは明らかだ」と批判しました。岩屋毅防衛相は「米軍に再発防止策を講じるよう申し入れた」と答弁しました。
赤嶺氏は、事故があった浦添市の中学校周辺は普天間基地から発着する米軍機が頻繁に飛行する地域だと強調。「人命に関わる重大事故が起こる前に、辺野古の問題とは切り離して普天間基地の運用停止に踏み切るべきだ」と迫りました。岩屋氏は「辺野古は普天間返還を成し遂げる唯一の解決策だ。普天間の危険性の低減についても改めて申し入れる」と普天間基地の運用停止には言及せず、住民の安全を軽視する姿勢を示しました。