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2019年5月23日(木)

辺野古土砂 本部港から搬出再開

町民ら抗議

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(写真)バリケードやネットで通路を確保する民間警備員(右側)とノボリを掲げて抗議の意思を示す人たち=21日、沖縄県本部町の本部港塩川地区(住民提供)

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐって、沖縄防衛局は21日、本部(もとぶ)港塩川地区からの埋め立て用土砂の搬出を再開しました。午前7時20分から正午ごろまで、ダンプトラック181台が港に接岸した台船に土砂を運び入れました。4月25日以来、約1カ月ぶりの同港使用です。

 現場では「本部町島ぐるみ会議」などの人たち十数人に対し、機動隊・防衛局職員・民間警備員・事業者職員200人近くが動員されていました。

 バリケードやネットを持った民間警備員が列を組んで、抗議者が入れない通路を確保し、その通路を使ってトラックが土砂を台船まで運んでいました。

 しかし通路を確保した場所が、事業者が港の使用許可を得た際に申請していた使用区域を越えていたため、島ぐるみの人たちは「違法ではないのか」と抗議しました。「本部町島ぐるみ会議」の仲宗根須磨子共同代表(町議)は「こんな形で、市民を排除する暴挙は許せない。何が何でも辺野古の埋め立てをやる国の意図を感じるが、今後も負けずに抗議して、行動していくだけだ」と語りました。

 同港では22日、作業は確認されていません。


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