2019年5月3日(金)
原子力空母 放射性廃棄物を搬出
米軍横須賀基地 市民らが抗議
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神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地で2日、定期整備中の原子力空母ロナルド・レーガン(RR、原子炉2基)からコンテナに入った低レベル放射性廃棄物が搬出されました。
コンテナは、クレーンでつるされ、RRから輸送船コースタル・ベンチャーに移し替えられました。作業は午前8時50分から始まり、同10時55分までに4個が搬出されました。
放射性廃棄物の搬出は、▽日本の国内と領海内で原子力艦船は修理しない▽放射能に汚染された物質は原子力艦船から搬出しない―とした日米間合意(エードメモワール)に反するものです。
市民らは、陸上、海上から抗議。海上では、「No CVN(原子力空母はいらない)」と訴えました。
原子力空母の定期整備に伴う放射性廃棄物の搬出は、2009年から毎年行われ、今回で11回目です。
作業の中止を求めていた「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は、搬出を受け「横須賀市民の安全や不安を無視したもの」などとする抗議のコメントを発表しました。
海上での抗議行動には、日本共産党の大村洋子市議と神奈川ネットの小室卓重市議が参加しました。