2019年4月14日(日)
米兵、女性殺害し自殺か
沖縄・北谷 マンションに2遺体
|
13日午前7時30分ごろ、沖縄県北谷町桑江の6階建てマンションの一室で「トラブルがあるようだ」との通報がありました。沖縄県警が現場に駆けつけたところ、寝室でいずれも血を流している男女2人の死体が発見されました。在沖縄米海兵隊や県警などによると、男性は第3海兵師団所属の米海軍兵(32)で、女性は同町在住の日本人(44)です。
マンションは女性の住居とみられます。事件当時、現場に女性の娘がいましたが、けがはありませんでした。
警察によれば、事件が発生したのは13日午前5~6時ごろとみられ、男女ともに刃物で刺された傷痕がありました。刃物は寝室で発見されました。米兵が女性を刺して殺害したあと自殺した可能性も視野に入れ、詳しいいきさつを調べています。
在沖縄米海兵隊は本紙の取材に、「大変な悲劇だ。捜査には全面協力する。米海軍犯罪捜査局(NCIS)が沖縄県警を支援している」と答えました。
詳しい状況は分かっていませんが、殺人と断定された場合、沖縄県内での米軍関係者による民間人殺害は、2016年4月にうるま市で発生した、元海兵隊員の米軍属による女性強姦(ごうかん)殺人以来。本土復帰後では14件目となります。
事件現場はキャンプ桑江やキャンプ瑞慶覧などの海兵隊基地、さらに米空軍嘉手納基地に近く、北谷町には多くの米兵や軍属が基地外に出入り・居住しており、事件・事故やトラブルが繰り返されています。