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2019年4月11日(木)

横田の土砂 あす所沢搬入

米軍が表明 住民は抗議へ

 横田基地(東京都)の滑走路外周道路付け替え工事で発生した大量の土砂を、米軍が12日に所沢通信基地(埼玉県)への搬入を予定していることが10日、わかりました。米軍の担当者が市に搬入経路や概要について説明した際に報告したもの。

 土砂搬入については所沢市、市議会、市内の団体でつくる基地対策協議会が防衛省に2月6日・27日の2回、即刻中止を要請。市議会は3月29日に衆参両院議長と政府に対し中止を求める意見書を提出しました。

 14日告示(21日投票)の市議選で1議席増の6議席を目指す日本共産党は、土砂搬入反対、基地全面返還を訴えています。平和・住民団体は12日、搬入用の仮設ゲート周辺で監視・抗議行動を予定しています。

 付け替え工事は、周回道路が滑走路北側にある着陸時の行き過ぎ防止のためのオーバーランを横切っている状態の解消を目的に実施。空軍特殊作戦機CV22オスプレイの施設の2期工事のための搬送路としても使用します。

 工事で盛り土を崩し発生した土砂約3万7000立方メートルを所沢通信基地に搬入。行政機関や学校などが集中する周辺市街地をダンプなど大型車両が1日最大240台も通行することになり、環境悪化や交通事故の発生などが懸念されています。


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