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2019年4月10日(水)

普天間基地内の改修工事

防衛省「3施設実施」

赤嶺氏

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=3月28日、衆院安保委

 防衛省が米軍普天間基地内の老朽化した19施設のうち、教育施設と工場、格納庫の3施設の改修工事を実施していたことがわかりました。19施設の工事の実施状況が明らかになったのは初めて。3月28日の衆院安全保障委員会で、日本共産党の赤嶺政賢議員に防衛省が明らかにしました。

 防衛省は、辺野古の新基地が完成するまでの間、米軍の運用や任務能力を維持するためとして2013年度以降、思いやり予算で隊舎や雨水排水施設など5施設の改修工事を実施。16年8月には老朽度調査を実施の上、新たに19施設の改修方針を公表しています。工事の全容を明らかにするよう求めた赤嶺氏に対し、防衛省の中村吉利地方協力局長は「教育施設や工場等の補修工事、格納庫の梁(はり)の改修を実施している」と答弁しました。

 赤嶺氏が「当初予算には全く計上されていなかった。どうやって予算を繰り出したのか」とただすと、中村氏は「既存の歳出予算の範囲内で予算措置した」と答弁しました。赤嶺氏は、県民には見えないようにして、普天間基地の固定化につながる改修工事を実施していた政府を厳しく批判しました。


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