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2019年3月28日(木)

クルーズ船問題指摘

宮本岳志氏 奄美小笠原特措法改正案で

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(写真)質問する宮本岳志議員=13日、衆院国交委

 衆院国土交通委員会は13日、奄美小笠原特別措置法改正案を全会一致で可決しました。

 同特措法は、地域の特殊事情による不利益を解消するためのもの。日本共産党の宮本岳志議員は、同法に基づく航路・航空路運賃軽減事業の適用対象者拡大に、帰島を視野に入れた島出身者が含まれるのかと質問。国交省の麦島健志国土政策局長は、詳細は地域と相談して進めると答弁しました。

 また宮本氏は、鹿児島県の奄美群島にある瀬戸内町でのクルーズ船誘致に言及し、国交省港湾局が米大手クルーズ会社「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」の要望を受け、奄美群島で寄港地候補を調査していたと指摘。奄美が2020年の世界自然遺産登録に向け、エコツーリズムなどの少人数型で質の高い体験利用を中心に据えるべく目指していると紹介しました。

 宮本氏は「奄美の人々が待ち望む世界自然遺産登録が台無しになるようなことはあってはならない」と指摘。石井啓一国交相は、クルーズ船寄港地開発は「環境への配慮や地域住民の合意形成に十分配慮して進めるべきだ」と述べました。


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