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2019年3月26日(火)

地方自治を破壊

新たな土砂投入 デニー知事コメント

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て土砂の新たな区域への投入を安倍政権が25日に強行したことについて玉城デニー知事は同日、文書でコメントを発表しました。完成が見通せない同新基地建設の工事の強行は断じて許されず、「民主主義を踏みにじり、地方自治を破壊するもの」と訴え、国内外に向けて引き続き支援・協力を呼びかけました。

 コメントでデニー知事は、先月の県民投票で7割以上が埋め立てに反対を示した結果を受けて、政府に「対話によって解決策を導く民主主義の姿勢を求め、安倍首相とも面談を重ねて訴えてきた」と強調。それにもかかわらず新たな区域に土砂が投入されたことに「激しい憤りを覚える」と批判しています。

 軟弱地盤の存在で辺野古新基地建設の工事は長期化と遅延を招き、その間は米軍普天間基地(同県宜野湾市)が固定化され、危険性が放置されることは「決して許されるものではない」と訴えています。

 さらに、普天間基地の危険性の除去と早期返還を引き続き政府に強く求めていくと強調。「ぶれることなく、毅然(きぜん)と、辺野古新基地建設に反対するという民意」に応えていくと表明しています。


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