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2019年3月19日(火)

所沢に土砂搬入計画

塩川氏 米軍に撤回を求めよ

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(写真)質問する塩川鉄也議員=13日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は、13日の衆院内閣委員会で、米軍横田基地の外周道路工事で発生する土砂(3万7000立方メートル)を埼玉県の所沢通信基地に搬入する計画の即時中止を求めました。

 塩川氏は、所沢市議会などでつくる基地対策協議会が「即時中止」を2度も要請し、同市議会が「土砂搬入の中止を求める意見書」を月末に採択する見込みだとして「政府として米軍に計画撤回を求めるべきだ」と要求。防衛省は「安全等に配慮されるよう調整している」と述べるにとどまりました。

 塩川氏は、所沢通信基地をめぐっては、横田基地の車両用のカーポート建設計画やCV22オスプレイの訓練飛行に加え、今回の土砂搬入計画が持ち上がっており、「基地全面返還に逆行する米軍、防衛省に対して市民は怒っているのが分からないのか」と批判。土壌汚染への懸念をあげ「工事に埼玉県土砂条例は適用されるのか」と質問。防衛省は「原則適用されない」と答弁しました。

 塩川氏は、ドイツ、イタリアでは、米軍にも国内法の適用や米軍基地への立ち入り権が認められていると指摘し、「米軍の横暴勝手を許している日米地位協定の抜本改定が必要だ」と主張しました。


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