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2019年3月2日(土)

きょうの潮流

 古くからの友、私の宝箱、わが家のバイブル、暮らしのパートナー。視野がひろがり、世の中のことがよくわかってありがたい▼「しんぶん赤旗」の日曜版が創刊から60年を迎えました。いま全国の読者や各界からお祝いと期待の声が寄せられています。それだけ幅広い層に受け入れられ、絶え間なく結びついてきた証しでしょう▼「私にとっては本当に大事な新聞」。エッセイストの海老名香葉子さんは30年来の読者です。いつも持ち歩いて隅から隅まで読んでいるそうで、知人にも勧め、その知人がまた周りに勧める。共感の輪がうれしい▼おもしろく、ためになり、未来に希望をもち、日々の生活に勇気がもてる―。そんな新聞をめざして日本共産党が日曜版を発行したのは1959年の3月1日でした。1面から写真を大胆に使った多彩な内容や、家族そろって楽しめる紙面は「ジャーナリズムの傑作」と評されました▼初代編集長の口ぐせは「日曜版を日本の良心の花園に」。売れればいいという一般の週刊誌とは異なり、個人のプライバシーを守り、失敗や苦労、生き方を描く人間味あふれる紙面は多くの著名人から信頼を得てきました。作家の瀬戸内寂聴さんは「ウソがない。真実が書いてある」▼暮らしに役立つ「おトク」情報や、スクープに力を入れていると山本豊彦・現編集長。「作家の赤川次郎さんからいただいた『台所に差す光であれ』の言葉をはじめ、たくさんの期待や思いに応える心の通いあう紙面づくりをこれからも」


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