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2019年3月1日(金)

投票結果 受け入れよ

沖縄 辺野古工事中止迫る

衆院予算委で赤嶺議員

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(写真)質問する赤嶺政賢議員=28日、衆院予算委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は28日の衆院予算委員会で、24日に行われた沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票で新基地反対の民意が圧倒的多数で示されたと強調し、結果を真摯(しんし)に受け止め埋め立て工事をただちに中止するよう政府に求めました。

 赤嶺氏は、埋め立て「反対」が43万4273票にのぼり、昨年9月の県知事選で玉城デニー知事が得た過去最多得票を4万票近く上回っていると指摘。「政府はこれまで『選挙にはさまざまな争点がある』として県民の民意に向き合ってこなかった。今回の県民投票は辺野古の埋め立てに絞って県民の意思を問うたもの。新基地建設反対の民意が明確に示されたと認めるか」とただしました。

 安倍晋三首相は「結果を真摯に受け止める」と述べる一方、「もはや先送りはできない」と強調。投票結果を無視して工事を続ける姿勢を改めて示しました。

 赤嶺氏は「投票日の翌日から県民投票などなかったかのように工事が続行されている」と批判。座り込みを続ける市民の強制排除や土砂の積み込み・投入が続いているとして「『真摯に受け止める』姿勢はみじんもない。なぜこんなに卑劣なことができるのか。到底許せない」と強調しました。

 赤嶺氏は、普天間基地の返還合意は1995年の少女暴行事件が契機だったことを指摘。「県民大会で求めたのは、二度とこのような被害者を出さないための基地の整理・縮小だ」と強調し、「移設」条件付きの姿勢を改めるよう強く求めました。


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