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2019年2月15日(金)

護岸の生物 ポスターに

豊かさ示し無謀さ訴え

写真

(写真)潜水調査による写真ポスターについて説明するダイビングチーム・レインボーの牧志治代表(左)ら=14日、沖縄県名護市

 沖縄県名護市辺野古の海域で沖縄防衛局が、新基地建設のためとして3月から新たに工事着工を計画している「K8護岸」。その周辺の豊かな生物の生態を記録した写真ポスターが14日、公表されました。新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協議会」の辺野古テント村でダイビングチーム・レインボーが記者会見し、明らかにしました。

 レインボーは1月30日、K8護岸付近を潜水して撮影・記録。ハマサンゴ、ミドリイシ、ヒトデなどの生態写真58カットで構成したポスターを作製しました。「K8護岸建設予定海域の生きものたち」のキャッチコピーが刷り込まれています。

 記者会見でレインボーチームの牧志治代表は「5800種もの生き物がすむ、生物多様性豊かなかけがえのない辺野古・大浦湾の海はとても素晴らしい。地元の漁師さんはK8護岸の海域を辺野古・大浦湾の喉元と言っている。潮の干満によって起こる潮流を遮るこの工事は取り返しのつかない、とてつもない環境破壊をもたらす」と指摘しました。

 ポスターをデザインした女性ダイバーは「大きさで生きものの命の重さが変わるものではない」と述べ、護岸工事の無謀さを訴えました。


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