2019年1月26日(土)
さあ 県民投票へ
全沖縄実施見通し「歓迎」
「会」が会見 「議論さらに深める」
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票で、選択肢を3択にする条例改正案を県議会が全会一致で合意したことを受け、「『辺野古』県民投票の会」(元山仁士郎代表)は25日、県庁で記者会見し、声明を発表しました。
声明は、選択肢が賛否のほか「どちらでもない」を加えた3択となったことで、不参加を表明していた5市で県民投票実施に向けた条件が整い、全市町村で県民投票が実施される見通しとなったとして「すべての有権者に投票権を保障するために行った与野党の歩み寄りを歓迎する」と表明しました。
一方、賛否の2択を前提に県民投票条例の制定を求める署名をした県民の批判や複雑な心境も真摯(しんし)に受け止めるとし「現在、『どちらでもない』という意見を持つ県民には、これからさらなる議論を深め、明確な賛否の意思表示が可能となる環境を整えるために全力を尽くすことを決意する」としました。
会見した元山氏は、全県実施のめどがついたことに「すごく安堵(あんど)した」と述べつつ、2択を支持していた県民に対し、会として説明や意見交換を行っていく考えを示しました。