2019年1月10日(木)
民意を表明させて
宜野湾 投票不参加に抗議集会
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の賛否を問う県民投票への不参加を表明している宜野湾市の松川正則市長に抗議し、実施を求める緊急市民集会が9日、同市役所広場で開かれました。
実施を求めている「2・24県民投票じのーんちゅ(宜野湾)の会」などが呼びかけ、50人が参加しました。
集会参加者は、市役所上空をオスプレイが低空で編隊飛行するなど、この日も米軍機が爆音と事故への不安をまき散らす下、市役所前の国道沿いで「投票したい、民意を表明させて」などのポスターを手に、県民投票への熱い思いをアピールしました。
集会では島田善次共同代表らが「昨日、不参加を示してきた糸満市は参加を決めた。松川市長は、今からでも遅くない、市民の投票権を保障するため再考すべきだ。その実現までがんばろう」と呼びかけました。
沿道で「投票権をうばわないで」とポスターを掲げていた市内の野嵩(のだけ)から駆け付けた男性(82)は「私は、米軍が銃剣とブルドーザーで住民を追い出した伊佐浜事件を高校生のときに見ている。オスプレイが飛ぶと心臓がどきどきする。辺野古新基地は反対だ。その思いをどうしても県民投票で示したい」と語りました。
花城さんのポスターに向けて、国道を通過する自動車からクラクションが鳴り、手を振るドライバーが相次ぎました。