しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年1月9日(水)

横田また落下傘事故

高高度訓練中 米軍、十分開けず

写真

 在日米軍横田基地(東京都福生市など多摩地域5市1町)で8日、訓練中の米軍兵士1人のパラシュートが十分に開かないまま基地内に降下していたことが、住民などの目撃情報でわかりました。昨年12月19日、陸上自衛隊東富士演習場外の静岡県裾野市の工業団地付近に、横田基地配備の米空軍C130J輸送機がパラシュートを誤落下させるなど、事故が相次いでいます。

 監視活動を続けている羽村市の羽村平和委員会によると、横田基地では午前中、C130輸送機4機が訓練のため離陸。午前8時半に離陸した1機から、9時半ごろと10時半ごろの2回、それぞれ8人の兵士が降下しました。2回目の降下の際に、1人の兵士が、パラシュートが十分に開かないまま降下していました。

 高高度から降下を開始し低高度でパラシュートを開き着地する訓練中で、使用する長方形のパラシュートが中央部にロープが引っかかった状態で「Y」字形にゆがんでいました。通常は滑空をしながら、らせん状に降下しますが、コントロールができないような状況で、ふだんより速い速度でほぼ垂直に降りてきたといいます。

 横田基地周辺自治体には、防衛省北関東防衛局から8~11日まで横田基地のC130輸送機を使い延べ200人が降下訓練をすると通告されていました。周辺市町でつくる基地対策連絡会は7日、基地外へ影響を及ぼさないよう安全対策に努めることなどを米軍に要請していました。


pageup