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2019年1月8日(火)

沖縄6市でスタンディング

県民投票 全市町村で

市役所前「権利を奪うな」

 県民の大事な投票権を奪わないで―。沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施を求めるスタンディングが7日、県民投票実施を拒否・保留している県内6市でいっせいにとりくまれました。


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(写真)元山仁士郎「県民投票の会」代表など参加者がつぎつぎにマイクを握り県民投票の実施を呼びかける市民のスタンディング=7日、沖縄県宜野湾市役所前

 宜野湾市役所前では「辺野古」県民投票の会、県民投票を盛り上げる学生有志の会などが呼びかけ、約40人が参加。「宜野湾市長 県民投票の実施をお願いします」などのポスターや「みんなで行こう!2月24日 県民投票」と書かれた横断幕を広げて市役所を訪れる市民らにアピールしました。

 宜野湾市は、「普天間基地の危険除去などがない」などを理由に市議会が関連予算案否決、松川正則市長も「議会の判断を重く受け止める」として実施拒否を表明しています。

 参加者はマイクを握り、次々に発言。石垣市出身で沖縄国際大学4年生(22)は、「10万人を超える県民の署名で実施が決まった県民投票条例。投票したい人の投票権を奪うのは悲しい。かつて占領中の米高等弁務官は『ネズミは猫の許す範囲でしか遊べない』と言った。ウチナンチュはネズミではない、人間であることを認めさせたい」と全市町村での実施を強く訴えました。

 条例請求代表者の一人、同市大山の屋良朝敏さんは、「夜の10時を過ぎてもヘリなどの米軍機が飛んでいる。国や市は危険除去でごまかそうとしている。それで辺野古にもっていけというやり方は大問題だ。県民投票は翁長雄志前知事が語ってきた沖縄のアイデンティティーだ」と力を込めました。

 スタンディングがとりくまれたのは、宜野湾市以外に、沖縄市、うるま市、糸満市、宮古島市、石垣市です。


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