2018年12月22日(土)
米軍着陸帯関連工事を強行
沖縄県民「屈しない」
東村高江で抗議行動
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米軍北部訓練場がある沖縄県東村高江で21日、ヘリやオスプレイが使用する着陸帯の関連工事のための車両搬入があり、集まった県民ら数十人が抗議行動を行いました。
14日に同県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立て土砂の投入を始めた沖縄防衛局は、同日に着陸帯の関連工事も1年2カ月ぶりに再開していました。
14、19、20日に各40台のダンプトラック、21日も午後3時時点で10台のダンプが同訓練場内に入りました。着陸帯N1地区周辺の道路「Fルート」の拡幅工事のための資材を持ちこんだと思われます。
抗議する人たちは、通称「N1表ゲート」の前で手をつないで並びました。
辺野古や名護市安和(あわ)、高江で激しさを増す米軍基地関連の工事強行に、大宜味村から来た男性(64)は「どこかの独裁国を人ごとのように見て笑っている人もいるが、私たちの国は本当に民主主義の国だと言えるのだろうか。日本はこんな国でいいのかを全国に問いたい」と憤りました。
読谷村の男性(68)も「辺野古も安和も高江も、国の強硬さはあまりにひどい。それでもわれわれは屈しない。デニー知事とみんなで一緒に力を合わせて頑張る」と語り「現場でたたかうと同時に、政権を代えて政治を変える必要がある。来年の衆院3区補選、参院選は、絶対に勝たないといけない」と力を込めました。