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2018年12月21日(金)

NGO、土砂投入に抗議

新基地建設 “未来選択権を侵害”

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(写真)土砂の投入は、どの観点からも問題だと議論した記者会見=20日、東京都千代田区

 国際環境や平和問題に取り組むNGOが20日、沖縄県民の民意を無視して14日に辺野古新基地建設予定地に土砂投入したことに抗議し反対する共同記者会見を東京都内で開きました。

 「FoE Japan」の満田夏花事務局長は「私たちが言う環境とは、人々の暮らしや人権、未来を選択していく権利が保障されていなければ守られないものだと考えています。沖縄では、こうした根本的な権利が侵害されている」と述べ、「人権、平和、環境、民主主義を守るために、辺野古新基地建設の即時停止を求めます」と訴えました。

 国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」の伊藤和子事務局長は、「国連先住民族権利宣言」30条では、先住民族の土地を軍事利用するためには、先住民との合意が必要としていると指摘。「こうした原則が踏みにじられており、明らかな自己決定権侵害です。平和に生きていきたい人々の思いが踏みにじられないように、声をあげていきたい」と語りました。

 NGO「非戦ネット」の呼びかけ人の小松豊明さんは「全国の新聞各社の社説を見ると、ほとんどが反対の論調です。これだけの反対意見を政府が無視していることをしっかり意識しなければならない」と語りました。


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