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2018年12月20日(木)

桟橋の不使用を要請

「島ぐるみ会議名護」 辺野古土砂搬出会社へ

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(写真)琉球セメント本社前で「話し合いに応じてください」と求める人たち。前列左から3人目は、稲嶺代表=19日、沖縄県浦添市

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て土砂搬出に、同市安和(あわ)の琉球セメントの桟橋が使われている問題で、「島ぐるみ会議名護」(代表・稲嶺進前市長)は19日、桟橋の不使用を求める要請文を携え、琉球セメントの本社(同県浦添市)を訪れました。約100人が集まりました。

 事前に、島ぐるみ会議名護が要請日程を設けるよう何度も求めましたが、会社側は電話の取り次ぎにもまともに応じない状態が続いていました。

 同日、会社側は敷地の境界に鎖を張って立ち入りを制限。名前も肩書も名乗らない社員が「対応できない」と繰り返しました。参加者からは「沖縄防衛局だって要請には応対するのに」との声が上がりました。

 稲嶺氏、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表、日本共産党の具志堅徹・前県議らが粘り強く説得した結果、会社側は、島ぐるみ会議名護とやり取りする会社側の応対者を決めるに至りました。

 稲嶺氏は「県民の民意、県の指導や使用許可条件にも反して桟橋を使い続けることは、貴社の企業倫理にも反するのではないか」と述べ「沖縄の一流企業にふさわしい誠実な対応と、真摯(しんし)な話し合いの場を持つことを求める」と訴えました。


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