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2018年12月12日(水)

民意示す県民投票を

宜野湾 反対派市議らと面談

「県民投票の会」 関連予算可決に期待

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(写真)宜野湾市議らとの面談であいさつする「『辺野古』県民投票の会」の元山代表(左から2人目)=11日、沖縄県宜野湾市

 「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表らは11日、沖縄県名護市辺野古米軍基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票に反対する意見書を可決した同県宜野湾市議会で、意見書に賛成した市議らと面談しました。自民党系会派「絆クラブ」の市議と、同会派所属の上地安之議長に県民投票の意義を説明し、理解を求めました。

 元山氏らは、意見書が県民投票条例に米軍普天間基地(同市)の危険性除去の明記がないなどの懸念を示していることに対し、同基地の危険性除去は「日米両政府の共通認識で県民の中でも異論がなく、改めて県民投票で民意を問う必要がない」と強調。意見が分かれている辺野古米軍基地建設・埋め立てについて「賛否を問う県民投票が必要だ」と強調しました。

 面談後、元山氏は記者団に、賛成・反対の二択では市民の思いが反映されづらいとの市議の意見に対し、選挙で何度も示された民意がないがしろにされている現状を示し、二択で的確に民意を示すことが必要だと説明したと述べました。

 元山氏は「懸念は払拭(ふっしょく)できたのではないか」と述べ、市議会で県民投票に関する事務経費などの補正予算案が可決されることに期待を示しました。

 上地氏は記者団に対し「(会から)県民投票の賛否を明確にして全国に発信すべきではという意見があった。それは一定理解できる」と語りました。


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