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2018年12月11日(火)

大企業応援・カジノ誘致ストップ 共産党躍進で暮らし守る県政・市政に

横浜 志位委員長が訴え

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(写真)志位和夫委員長を迎えて開かれた日本共産党演説会=9日、横浜市中区

 統一地方選まで3カ月、参院選まで6カ月となるもとで日本共産党神奈川県委員会は9日、志位和夫委員長を迎えた演説会を横浜文化体育館で開催しました。会場は3階席まで満席となり、参加者が熱心に耳を傾けるなか、志位氏が、県議選、横浜、川崎、相模原の3政令市と市町議選での躍進・勝利、参院選の比例で、しいばかずゆき予定候補をはじめ7人全員の勝利と、神奈川選挙区(改選数4)での、あさか由香予定候補の必勝を訴えると、割れんばかりの拍手が起きました。

 統一地方選の予定候補者が紹介され、松永ちか子相模原市議団長、むねた裕之川崎市議団副団長、古谷やすひこ横浜市議団副団長らがあいさつ。井坂しんや県議団長が「安倍政治の先導役を担う黒岩県政を支える自公中心の力関係を変え、県民の切実な願いの実現をめざす」と表明しました。

 しいば予定候補は、「政治を動かすのは国民の力です。今度の選挙でその力を発揮しよう」とよびかけ、あさか予定候補が「働く人の命、くらしを守るために、労働環境の整備を」と訴えました。

 志位氏は、終盤国会の「国会を愚弄(ぐろう)する暴走」に抗議するとともに、「安倍政権の『強さ』でなく、『破綻』の証明ではないでしょうか」とズバリ。「この決着は選挙でつけましょう。来年の連続選挙を市民と野党の共闘の勝利、共産党の躍進で、安倍政権を退場させ、新しい政治をつくる選挙にしていきましょう」と訴え、日本の進路が問われる争点と共産党の提案を内政・外交にわたって縦横に語りました。

 統一地方選にかかわって志位氏は、県政も3政令市も対決構図は「自公対共産党」だとして、県の1人当たりの住民税は全国3位なのに、民生費は38位、教育費は47位だと指摘。「みなさんが払ったお金はどこに消えたのか。大企業応援に流用されています」とのべ、日産1社に補助金を104億円投じる一方で、ゴーン容疑者が隠していた報酬は95億円にのぼることに触れ、「共産党を伸ばし、大企業応援から福祉・くらし応援の県政・市政に転換を」と訴えました。

 県と横浜市、川崎市がカジノ誘致を競い合っているとのべ、誘致のための巨大開発に横浜市は490億円もかけ、川崎市では300億円もかけた巨大な橋をつくる計画が進められていると告発。横浜港湾協会会長の「山下埠頭(ふとう)にカジノはいらない」との発言を紹介し、「人の不幸でもうけ、何の価値も生み出さないのがカジノ。県民から金を巻き上げ米国カジノ企業がもうかるだけ。『カジノはいらない』『カジノより福祉を』の審判を」とよびかけました。

 志位氏は前回県議選で、党県議団がゼロから6人に大躍進し、県政へのチェック力が上がり、政務活動費を使った飲食店での「会合」がなくなったと紹介。教育予算増額の請願などが門前払いされていたものが、請願の8割で共産党が紹介議員となり、県民の声が届くようになるとともに、県立高校の老朽化を独自調査し、追及するなかで、2年間で40億円の対策費を実現するなど、県民の声で県政を動かしてきたと強調しました。

 横浜市議団が前回、5人から9人に大躍進し、子ども医療費助成の対象が小学1年から中学3年まで引き上げられ、国保料が払えない人が窓口10割負担とされる資格証明書の発行がゼロになったなどの成果を報告。「この力をさらに伸ばしてください」と力を込めると会場を埋めた聴衆から大きな拍手と声援がわきおこりました。


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