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2018年12月3日(月)

甲府から共産2議席必ず 山梨から党躍進の大波を

志位委員長が訴え

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(写真)志位和夫委員長の演説を聞く人たち=2日、山梨県昭和町

 来年の参院選と統一地方選の躍進を勝ち取ろうと、日本共産党山梨県委員会は2日、志位和夫委員長を迎えた演説会を甲府市に隣接する昭和町の「アピオ甲府」で開きました。2016年参院選で野党統一候補として勝利した立憲民主党の宮沢ゆか参院議員が「今こそ私たち市民と野党が協力を」とのメッセージを寄せるなど、いっぱいとなった会場は熱気に包まれました。

 しいばかずゆき参院比例予定候補、宮内げん参院山梨選挙区予定候補が決意を述べ、県議選甲府市区(定数9)で現有1議席を絶対確保し2議席を目指す、こごし智子県議、すがの幹子予定候補が必勝の決意を訴えました。

 連続する選挙を「日本の進路を問う選挙に」と述べた志位氏は、沖縄知事選で、安倍政権のアメリカいいなりで民意無視の強権政治の破綻が示されたと指摘。富士山に1万3200発以上が撃ち込まれた米海兵隊による北富士演習場実弾砲撃訓練や、自由勝手なオスプレイの訓練といったアメリカいいなり政治を切り替えるため、山梨でも「連帯のたたかいを発展させよう」と呼びかけました。

 入管法改定、消費税10%増税、憲法9条改定など当面の国政の中心問題を縦横に解明した志位氏は、安倍政権打倒の決め手となる市民と野党の「本気の共闘」の成功、日本共産党の躍進を心をこめて訴えました。

 志位氏は、山梨県政が県財政の土木費割合が全国1位の一方、民生費割合は全国44位、教育費割合は全国39位と、典型的な「逆立ち」県政だと告発。その“巨大開発病”が、リニア中央新幹線の甲府市の新駅周辺整備事業で過熱していると批判しました。同事業の前提となる「1時間に上下2本の停車」はリニアを建設するJR東海が一切約束しておらず、乗降客数が1日最大1万9700人との需要予測も地元紙が「説得力を欠く」と指摘していることを示し、「リニア便乗の巨大開発は中止を」と強く訴えました。

 さらに志位氏は、共産党を除く全会派が知事提出予算案・議案に100%賛成の「オール与党」県議会で、こごし県議が「議会では少数でも住民運動と力をあわせれば政治は変わる」の信念で県政を動かしてきた力を紹介しました。

 こごし県議は、県民の願いや声を背にした論戦で、県が廃止した重度心身障害者の医療費窓口無料制度の復活や、他の都道府県にはない山梨県独自の1人5万円の高等学校等入学準備サポート事業の創設につなげました。海外視察の廃止を主張し続け、費用返還を求めた住民訴訟の勝利もあり、この4年間で海外視察へ行く議員がゼロと、無駄遣いをただしました。

 志位氏が、こごし県議の議席を守り、すがの予定候補を押し上げ2議席になれば質問時間が2・5倍となり、県政を動かす力がさらに大きくなるとして勝利を訴え、「さらにこの山梨から、参院選での共産党躍進の大波を」と呼びかけると、会場は「よーし」の声と大きな拍手で応えました。


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