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2018年11月23日(金)

沖縄・本部 港使用を再び断る

土砂搬出要請に 台風被災説明

 沖縄県本部町の本部港塩川地区が台風で被災し、同県名護市辺野古の米軍新基地建設に用いる土砂を搬出できなくなっている問題で21日、同港を使用する事業者らの団体が再び本部町港湾管理事務所を訪れて使用を求めました。町は、被災で船の使用を新たに受け入れる状況にないことを改めて伝えました。

 協議は4時間余に及び、事業者側には防衛省沖縄防衛局が同席しました。

 本部港塩川地区は台風で6岸壁中3岸壁が使えない状態。町は現在使用できる3岸壁について45隻の船に許可していて、これ以上の使用許可申請は受け入れられないとしています。業者側は、現在の使用実績や今後の予測をデータ化した資料を示し、受け入れの余地があると主張しました。

 町建設課の伊野波盛二課長は、(1)業者の資料が、これから始まる災害復旧工事で現在使用している3岸壁が使えなくなる可能性を加味していない(2)使用している3岸壁も被災でダメージが大きく、使用を増やすのは安全性に問題がある―との考えを示しました。

 協議後の取材に伊野波課長は「港全体を再改修することも県に提案している」と述べ、今後も「県とよく協議して対応する」と答えました。


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