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2018年11月17日(土)

ブロック塀対策求める

畑野議員 事故を繰り返すな

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(写真)質問する畑野君枝議員=14日、衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は衆院文部科学委員会で14日、学校のブロック塀対策やエアコン設置について、事故が繰り返されないよう対策を求めました。

 畑野氏は、大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、児童が亡くなった大阪府高槻市の事故調査委員会報告書が、文科省の通知はブロック塀に対する注意喚起が少なかったと指摘していることをどのように受け止めるのかと質問。柴山昌彦文科相は、「指摘を受け止める」と答弁しました。

 畑野氏は、「学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブックのチェックリストにブロック塀は入っていない」と見直しを求めました。平井明成文教施設・防災部長は、「必要な見直しを行いたい」と答えました。

 さらに畑野氏は、通学路のブロック塀対策について質問。国土交通省の小林靖大臣官房審議官は、通学路を含む避難路のブロック塀の耐震診断を義務付けるよう政令を改正し、撤去も含め財政支援を行うと答弁しました。

 畑野氏は、愛知県豊田市で、熱中症で児童が亡くなった事故について述べ、エアコン設置への支援を要求。エアコンや業者を確保できない場合について柴山文科相は、「交付金は翌年度に繰り越しが可能であり、地方財政措置も繰り越される」と答弁しました。また畑野氏は、「暑さ指数」(WBGT=熱中症指数)などの情報が学校で生かされるよう、「マニュアルの作成や熱中症計の設置を支援すべき」と求めました。


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