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2018年9月24日(月)

デニー候補に期待

モズク生産加工販売業「イトサン」社長 大城 忠さん

沖縄の“種”を継ぐ代表

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 沖縄県本島南部の糸満市で、モズクの養殖・加工・販売業を営んでいます。糸満市では、開発による埋め立てで海が汚れ漁獲量が激減しました。辺野古新基地建設反対の声を上げるのは、埋め立てが漁業・水産業に与える大打撃を経験してきたからです。

 辺野古の海が護岸で囲われ死んでいくことを目の前にし、海人(うみんちゅ)として一刻も早く埋め立て承認の撤回をしてほしいと願っていました。なぜ翁長雄志知事は撤回しないのかと感情的にもなりました。しかし、翁長知事が表明した撤回を謝花喜一郎副知事が行った際、「行政手続きとして行った」との言葉を聞いて気が付きました。

 地方自治体が国に勝つため、きちんと行政手続きを踏む。長期間工事を停止させ、情勢を変える。感情論でなく広い視野に立っていたのだと。翁長知事は権力の圧力に耐えに耐えて、命がけで撤回に踏み切りました。苦しかったのは翁長知事だったろうと痛感したのと同時に、「オール沖縄」の原点に立ち返りました。

 沖縄は陸地の米軍基地に加え、周辺には広大な米軍の訓練空域・水域があります。四六時中行われる訓練で、漁業が制限されています。米軍基地が沖縄の漁業をだめにしているのに、わずかの補償金で声を上げにくくされています。基地の補助金や交付金により漁業・水産関係者の間にも対立と分断が持ち込まれました。

 それに対し翁長知事は、分断を乗り越え沖縄が一つにならなければ日米政府に対抗できないと「オール沖縄」をまとめました。基地問題の本質を明らかにし、沖縄のことは沖縄で決めると、「オール沖縄」を旗印に進むべき道を示してくれました。世界に誇る素晴らしいリーダーでした。

 翁長知事の遺志と「オール沖縄」の精神。この“種”は県民に受け渡されたと思います。“種”を受け継ぐ代表として、玉城デニー候補を何としても知事に押し上げ、「オール沖縄」の民意を示したい。


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