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2018年9月19日(水)

住民無視の自衛隊配備許さない

石垣・与那国 デニー候補訴え

沖縄知事選

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(写真)激励の声を受け、気合を入れるデニー候補=18日、沖縄県石垣市

 大激戦を繰り広げる30日投票の沖縄県知事選で、翁長雄志知事の遺志を継ぎ名護市辺野古の米軍新基地建設反対の「オール沖縄」の玉城デニー候補は18日、与那国町(与那国島)、石垣市(石垣島)を駆け回りました。「住民の意見を無視した(自衛隊の)強行配備には絶対賛成しない」と訴え、聴衆からは応援の力強い拍手が起こりました。

 陸上自衛隊ミサイル基地配備計画に反対する市民のたたかいが続く同市の配備予定地近くでデニー氏はマイクを握り、現行憲法・「専守防衛」の範囲内の自衛隊は認めるとした上で、安倍政権が憲法解釈をねじ曲げ、安保法制(戦争法)を強行成立したことを指摘。その下での基地強化や住民無視の自衛隊配備には反対する姿勢を明確に示しました。

 デニー氏は「地域のことは地域で決める。沖縄のことは沖縄で決める。そのことを辺野古新基地建設の反対を訴えた翁長知事の遺志にしっかり重ねて頑張っていきたい」と強調。デニー氏の訴えを聞きに集まった住民から、「そうだ!」「よーし!」の共感の声が上がりました。

 市街地でデニー氏と固い握手を交わした女性店主(64)は、「デニーさんは翁長知事の遺志をしっかり継げる人。辺野古も石垣も軍事基地はやめてほしい。平和な島でなければ経済も観光も良くならない。観光客がさらに訪れる政策をお願いしたい」と語りました。

 「離島の力は沖縄の力です。離島の力こそしっかりと伸ばしていく大きな伸びしろ」とデニー氏は訴え、離島の農産物・特産品の観光客の消費と輸出を強めることによる雇用増や所得向上、島外に進学する子どもの生活費支援、離島間や本島への交通・流通費用の助成などの公約を紹介しました。

 与那国町役場近くで訴えを聞いた女性(58)は「交通費の助成はぜひやってもらいたい。離島の医療体制充実も、県の補助制度を見直し、活用して取り組んでほしい」と述べました。


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