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2018年8月18日(土)

転落死亡事故の横浜・保土ケ谷駅

視覚障害者ら改善状況調査 “次はぜひホームドア”

内方線整備は確認 畑野・しいば・北谷氏ら同行

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(写真)内方線の設置を確かめる参加者と(右から)北谷、畑野、(1人おいて)しいばの各氏=16日、横浜市JR保土ケ谷駅

 6月に視覚障害者の転落死亡事故が発生したJR保土ケ谷駅(横浜市保土ケ谷区)で16日、神奈川視覚障害者の生活と権利を守る会は、JRが行った改良工事後の駅舎の状況を確認しました。日本共産党の畑野君枝衆院議員、しいばかずゆき参院比例予定候補、北谷まり横浜市議が同行しました。

 同会と畑野氏らは事故直後にも同駅を調査し、同駅ホームにはホーム内側を示す点字ブロックの「内方線」やホームドアが設置されていないことを確認。人員配置とともに改善を要望していました。

 今回の調査で同駅担当者は、ホーム端の注意喚起ラインは7月31日、内方線は8月1日に整備したと報告。同会の人と参加者は、白杖(はくじょう)をつきながら内方線に沿って移動し、ホームでの安全性を確認しました。

 柱と点字ブロックとの間が約25センチしかない場所では、おとなの目線ほどの高さに発車ベルの装置が設置されており、ぶつかる危険があると判明。改善を要望しました。

 同駅をよく利用する男性(60)は「目が見えず、だれが係員か分からない。積極的な声かけをしてほしい」と訴えました。

 視察後、しいば氏は「要望が実現したことは一歩前進ですが、安心のためには一刻も早いホームドアの設置が必要です。駅員体制の充実とともに、国の責任で改善をすすめたい」と話しました。


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