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2018年7月2日(月)

爆音はゴメンだ! 山口・岩国で市民ら集会

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(写真)「爆音はゴメンだ!」と声を上げる参加者=1日、山口県岩国市

 米軍岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機移駐による爆音被害から平和で静かな暮らしを取り戻そうと、「爆音はゴメンだ市民集会」が1日、岩国市役所前公園で開かれました。基地周辺の各地から市民と野党議員ら約400人が参加し「爆音はゴメンだ!」と書かれた紙を全員で掲げてアピール。岩国駅までパレードしました。

 移駐に反対して共闘する市内の4団体でつくる「異議あり!『基地との共存』市民行動実行委員会」の主催。

 3月末の移駐完了後、5月には基地南側で近年の月別最多の1402回の騒音を記録し、市への苦情も月別の過去最多を更新しています。

 岡村寛代表は「移駐完了直後からすさまじい訓練が日夜行われている。騒音に悩まされる人の生の声で訴え、人間性を無視した米軍のやり方にストップをかけることが大事だ」と訴え。6月に開始した「爆音なくす署名」への協力を呼びかけました。

 市内をはじめ、飛行ルート下の周防大島(すおうおおしま)町や広島県廿日市(はつかいち)市などの住民9人が登壇し、爆音被害の実態を告発。「4月以降の爆音は質が変わった」「自宅の真上を飛び、テレビや電話、会話が聞こえなくなる」「正月やお盆は飛ばないという約束を破る訓練は許せない」「頭の上から覆いかぶさるような音に、子どもやお年寄りも悩まされている」などと訴えました。

 同県平生町の住民(69)は「岩国や周防大島に行くと爆音がひどい。どこで訓練するかは米軍次第なんてとんでもないし、米軍基地が日本にあること自体許せない」と話しました。


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