しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月18日(月)

96年ぶれない共産党の値打ち広げ 戦後最悪の安倍政権打倒を

奈良で演説会 小池書記局長が訴え

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(写真)声援に応える小池(左から4人目)、かまの(同5人目)の各氏ら=17日、奈良市

 安倍政権の打倒、参院選と統一地方選の躍進を目指し、日本共産党の小池晃書記局長を招いた演説会が17日、奈良市内で行われました。会場の奈良県文化会館は立ち見が出るほどの満席となり、小池氏は市民と野党の本気の共闘を広げながら、共産党の値打ちを語って比例目標「850万、15%以上」を達成し、激動の情勢を前に推し進めようと熱く訴えました。

 比例予定候補の山下よしき副委員長がビデオメッセージで訴え。かまの祥二奈良選挙区予定候補は「子どもが安心して学べる社会を実現する」と強調し、県議予定候補6人が決意表明しました。

 塩見俊次・元奈良県医師会長があいさつし、仲川げん・奈良市長が祝電、「ママの会」の坪本かなえさんがエールを送りました。

 小池氏は冒頭、野党共闘について「課題は明らかだ。お互いが応援し合える本気の共闘にしないといけない」と強調。「党勢拡大特別月間」に触れ「共産党が伸びてこそ共闘が発展する。そうやって安倍政権を追い詰める」と力を込めました。

 米朝首脳会談(12日)について「史上初の両国最高指導者の合意であり、簡単に後戻りできない重い合意だ」と指摘。「戦争だけは絶対に起こしてはいけないという人々の思いが世界を動かした。唯一の戦争被爆国で9条を持つ日本こそ平和、協力、繁栄の北東アジアをつくる先頭に立つべきだ」と呼びかけました。

 終盤国会について小池氏は「(森友・加計など)疑惑にふたをしたまま、カジノ実施法案や過労死促進の『働かせ方改悪』の強行成立を狙い、国会延長を言い始めた。とんでもないことだ。徹底審議、疑惑の真相解明と責任追及で内閣総辞職に追い込もう」と力強く訴えました。

 奈良県政については、国と大企業のいいなりでリニア新幹線誘致を狙い、世界遺産の平城京の木簡など「古都・奈良の文化財を破壊する政治は許さない」と批判。「悪政と正面からたたかう共産党県議団をふやしてほしい」と訴えました。

 最後に小池氏は、共産党が結党以来、平和などの実現をぶれずに追求できる根本には綱領があるとし、「共産党という党名には、企業のもうけ第一主義を乗り越え、生産を社会の手に移すことを土台とした未来社会のビジョンが刻まれている」と強調。「96年間ぶれずに国民の声を届ける共産党を、どうか強く大きくしてほしい」と訴えると、参加者はひときわ大きな拍手で応えました。


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