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日本共産党

2018年6月15日(金)

自民党案国会提出へ

参院選挙制度 野党「議論継続を」

 参院各会派の代表者懇談会が14日、伊達忠一議長の呼びかけで前日に続いて開かれ、参院選挙制度改革の自民党案に対し各会派から出された批判・疑問について同党の橋本聖子参院議員会長が回答書を示し説明しました。

 自民党は同党案で「定数増とした理由」について、参院独自の機能強化などのために定数増は必要で、国民の理解は得られるとして、非拘束名簿と拘束名簿を混在させる理由については政党の選択肢が広がると説明しました。

 日本共産党の山下芳生参院議員団長は「説明を受け、議論の土俵がやっとできた。今日で打ち切らず、各会派の合意を得る努力をすべきだ」と主張。各会派からも、さらに議論を深めるべきだなどの意見が出ましたが、伊達議長は、改革案を持つ会派は法案として出し本会議・委員会の場で議論してほしいと述べ、代表者懇談会での議論を打ち切りました。

 山下氏は「各会派の一致点を探る努力を放棄し、自民党提案にくみする議長の対応は極めて残念だ」と厳しく批判しました。

 日本共産党の井上哲士参院幹事長が同席しました。


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