しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月3日(日)

きょうの潮流

 私には特別な才能はありませんが、人々に寄り添い、みなさんの暮らしが少しでも豊かに幸せになるよう努めたい―。それが政治に携わってきた信条だと▼市民と野党の共同候補として新潟県知事選をたたかう池田ちかこさんです。世界最大級の原発がある柏崎で生まれ育ちました。専門学校で学び、市役所初の歯科衛生士として地域保健の道へ。結婚し2児を出産後、触れ合ってきた人たちにおされて政治の世界に▼市職員として22年、市議・県議として15年。草の根の声に耳を傾けつづけてきました。「新潟のことは新潟で決める」という合言葉も、これまでの歩みを貫く信念でしょう。国のいいなりにはならない、原発ゼロの新潟をときっぱり▼「原発の地で育ってきた池田さんは住民や県民の心に響く言葉をもっている」。そう語るのは市民の思いをつなぐ会の共同代表、磯貝潤子さん。原発に代わる産業や雇用、地域の活性化まで現実的に考えているといいます▼相手は長く官僚に属し、安倍政権や自公が必死に応援する候補です。政党色を隠し、原発の争点をそらす。中央との人脈ばかりをアピールし、まともに県民と向き合おうとしない姿勢をあらわにしています▼野党の党首がそろい、新潟駅前が池田カラーのオレンジ色に染まった街頭宣伝。広がる輪の端で聞いていた子連れの女性は「いまの政治に不信感をもっている。安心して任せられる人に一票を託したい」。新潟の未来とともに、偽りが横行する政治に審判を下す選挙です。


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