しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月19日(土)

生活保護使いやすく

倉林氏 生活困窮者支援法改定

参院本会議

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(写真)質問する倉林明子議員=18日、参院本会議

 生活困窮者自立支援法等改定案が18日、参院本会議で審議入りしました。日本共産党の倉林明子議員が質問に立ち、「今行うべきは生活保護制度を『生活保障法』に変更し、使いやすい制度にすることだ」と訴えました。

 倉林氏は、生活保護の母子加算、児童養育加算などの削減は「子どもの貧困の解決に逆行する」と批判。昨年12月の生活保護利用者の電話相談で「食事の回数を減らしている」「暖房も冷房もつけない」など深刻な実態が寄せられたとして、具体的な家計状況の調査を求めました。

 加藤勝信厚生労働相は「健康で文化的な最低限度の生活を営むことのできる適切な水準になっている」と強弁しました。

 倉林氏は、生活保護利用者の後発医薬品の使用義務化について、差別であり劣等処遇だと批判。「払いすぎた」保護費の強制徴収は2千円、3千円でも数日分の食費で、最低生活を割ることになると指摘しました。倉林氏は、生活困窮者支援制度について「事業内容、対象要件等を抜本的に改め、真に困窮し、社会的孤立を強いられている人たちの支援となるよう見直すべきだ」と求めました。


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