しんぶん赤旗

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2018年5月4日(金)

航空機落下物どう防ぐ

山添・吉良氏ら 国交省から聴取

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(写真)国交省に説明を求める(左3人目から)山添、吉良、白石の各氏=2日、参院議員会館

 羽田空港の「機能強化」のためとして国が都心上空を飛行する新たなルートを設定しようとしている問題で、日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員、白石たみお東京都議、品川区など関係区市の党議員や関係住民らは2日、参院議員会館内で国土交通省に、航空機の落下物対策について説明を求めました。

 有識者や関係団体などが参加する「落下物防止等に係る総合対策推進会議」は今年3月に報告書をまとめ、これを受け同省は、航空機の落下物対策基準の策定や補償の充実などを示した「対策」を公表しています。

 参加者は、市街地の上空を飛ぶ新ルートにより、落下物の危険が強まることへの不安を述べ「落下しやすい部品の交換や、排水の氷結防止などの対策を設けても、落下物をゼロにすることはできない」と批判の声が相次ぎました。

 これに対し同省担当者は「落下物のゼロを目指す」と繰り返すだけでした。

 また「対策基準」は、対策の「早期実施」を義務付けただけで、落下物対策が講じられていない航空機が飛行する可能性が浮き彫りになりました。

 田村智子参院議員、宮本徹衆院議員の秘書が参加しました。


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