2018年4月26日(木)

オスプレイまた緊急着陸　奄美空港

（写真）奄美空港に緊急着陸した普天間基地所属のＭＶ22オスプレイの同型機＝沖縄県宜野湾市

　鹿児島県によると奄美空港（同県奄美市）に、米海兵隊普天間基地所属の垂直離着陸機ＭＶ２２オスプレイ２機が２５日午後４時３２分ごろと午後５時に、あいついで緊急着陸しました。けが人はなく、両機とも約１時間後に離陸しました。

　このトラブルによる発着便の遅れはないとしています。奄美大島は、奄美群島で最大の島です。同空港は、東京・大阪・福岡といった都市部や徳之島など奄美群島に定期路線が開設されています。

　奄美大島では住民が、低空飛行をするオスプレイを頻繁に目撃しています。沖縄県名護市沖に墜落したオスプレイ事故の最終報告書（２０１７年９月）には、「奄美ＬＡＴ（低空飛行訓練）ルート」という記述があり、奄美大島周辺で頻繁に低空飛行訓練していることを示しています。

　奄美空港には昨年６月１０日にもオスプレイ１機が緊急着陸。同機は、同年８月にオーストラリア東海岸で着艦に失敗し、水面に激突。海兵隊員３人が死亡する事故を起こしました。

　同基地所属のオスプレイは、大分空港（大分県）や伊江島（沖縄県）など各地で緊急着陸のトラブルを起こしています。