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2018年4月12日(木)

これ以上の減額暮らしが壊れる

生活保護利用者ら国会要請

全生連が行動

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(写真)生活保護基準引き上げ、制度の充実を実現させるために「頑張るぞ!」と意気込む参加者=11日、衆院第1議員会館

 生活保護基準引き上げと生活保護「改定」法案の一部削除などを求め、全国生活と健康を守る会連合会は11日、国会議員要請を行い、約40人が参加しました。25、26日も行います。

 要請前の集会で、西野武事務局長が「皆さんの肉声をしっかり届けて、保護基準引き下げ、生活保護法改悪をやめさせよう」と呼びかけました。

 元ケースワーカーの男性は「当事者の声を聴くということは、聴いたことを政策に反映させることだ」と強調しました。

 生活保護を利用する埼玉県川口市の男性(77)は、10月に生活保護基準が引き下げられると月4千円も保護費が減らされるとして、「食費を減らし服も5年同じものを着ている。これ以上保護費が下がると生活できない。近くで年金暮らしの人が孤独死したと聞いて、自分も不安だ。政府はもっと弱い人の意見を聞いてほしい」と話しました。

 57歳から保護を利用するさいたま市の男性(65)は年金が少なく保護を継続せざるを得ませんでした。「生活はいっぱいいっぱい。『健康で文化的な最低限度の生活』を保障することが必要だ」と語りました。

 ▽保護利用者の意見を聞く機会を設ける▽6野党・会派が共同提出した「子どもの生活底上げ法案」の可決―などを求める要請書を議員に手渡しました。


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