しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月15日(木)

全米軍機の飛行停止を

党沖縄県委が防衛局に抗議

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(写真)防衛局側(右側)に落下部品の写真を示しながら抗議する伊盛市議(左端)、知念市議(同2人目)ら=13日、沖縄防衛局

 日本共産党沖縄県委員会は13日、MV22オスプレイの部品落下について沖縄防衛局に抗議し、オスプレイを含む全米軍機の飛行停止と総点検と、移設条件を付けずに直ちに普天間基地を閉鎖・撤去することを求めました。

 伊計島の大泊ビーチで見つかった落下部品は、エンジンの吸気口カバーで、重量13キロ。人家や人を直撃していたら重大な惨事になっていました。

 申し入れは、真栄里保基地対策責任者、伊盛サチ子うるま市議、知念吉男宜野湾市議らが行いました。小野寺五典防衛相あての要請書を高木健司防衛局次長に手渡し、飛行停止と総点検、海兵隊の撤退、普天間基地の即時閉鎖・撤去、日米地位協定の抜本改定を要求。米側から事故の通報がなかったことについて、日米合意違反であると指摘し「これ以上、自由勝手に沖縄の空の上で訓練飛行を続けることは許されない」と抗議しました。

 高木次長は、米側になぜ通報がないかも問い合わせているが、まだ回答はないと報告しました。

 伊盛市議は、落下部品の写真を示しながら「うるま市民がどんなに抗議しても米軍機の事故が続いている。人的被害が起きないと対応されないのか」と抗議。知念市議は「事故が起きても、1時間もしないうちに普天間上空を米軍機が飛んでいる」と実態を明らかにし、米軍に飛行停止と総点検を行わせるよう迫りました。


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