しんぶん赤旗

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2018年2月15日(木)

沖縄の基地は全国の問題

国会議員ら集会 保育園長訴え

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(写真)涙を流しながら現状を訴える緑ケ丘保育園父母会の知念有希子副会長(左から3人目)=13日、東京都千代田区

 昨年12月、沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園に米軍普天間基地所属のヘリの部品が落下したとみられる事故で、沖縄県選出の国会議員でつくる議員連盟「うりずんの会」と沖縄等米軍基地問題議員懇談会などが13日、同保育園の父母会の人々を招いて沖縄県の現状を聞く集会を衆院第2議員会館で開きました。

 うりずんの会会長の照屋寛徳衆院議員(社会民主党)は「いつ米軍機の部品やオスプレイが落ちてくるかわからず、安心して保育園や小学校に送り出せないという不条理が沖縄県に存在する。この現状について、今日は考えてほしい」と呼びかけました。

 同保育園の神谷武宏園長は「沖縄はもう無法地帯ともいえる状況」と指摘。「沖縄もまた日本国憲法のもとにあるはずです。基本的人権、命の尊厳は保障されているはずです。なぜ沖縄だけが米軍基地の脅威にさらされ続けるのか。沖縄の基地問題は、日本全国の問題、あなたの問題です」と参加者に訴えました。

 報告集会では、父母会役員も米軍基地がもたらす危険について発言しました。知念有希子副会長は、涙を流しながら「役所は決まり文句しか言わない。一体誰に子どもたちを守ってもらえばいいのか」と語りました。

 報告会には、各党の議員も参加。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、沖縄の風の伊波洋一参院議員が参加しました。


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