2018年1月22日(月)
島は訓練場ではない
沖縄・伊計島 ヘリ不時着抗議集会
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沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)所属のUH1ヘリが同県うるま市の伊計島に不時着(6日)したことに抗議する集会が21日、同島として初めて伊計公民館で開かれ、島民や島出身者100人が参加しました。
島では一昨年1月20日にも同基地所属ヘリAH1が不時着。この日の集会では「島は訓練場ではない」という横断幕が掲げられました。
伊計自治会の玉城正則会長は「1年間に2度、米軍ヘリが不時着した。行動を起こし、政府を動かさないと、だれかが犠牲になる」と訴えました。
漁業者代表の男性は「漁に出ようにも3日間出られなかった。漁の時、物が落ちてこないか不安だ」と語りました。
高齢者代表の女性は「大正生まれです。耳の遠い私にも変なヘリの音が聞こえた。余生はゆっくりすごしたい。昔の戦場の苦労はいやです」と述べました。
子ども代表で、中学1年の女性は「1年に2度も不時着が起きて、米軍は反省していない」、企業代表の男性は「主権国家はいずこに。住民を守れ」と訴えました。
集会は、島上空やその近くを飛ばないよう求める決議を採択し、今週、沖縄防衛局に抗議の申し入れをします。